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2012年7月23日(月)
介護支援専門員受験対策(4)
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■第2章 従来の制度の問題点(テキスト11p~14p)
【介護保険前の老人福祉と老人医療の制度】
老人福祉(市町村が運営)
○応能負担(利用者の所得に応じた費用徴収)
※中高所得層に重い負担であった
○措置制度(公費負担)
・サービスの選択ができない
・所得調査が必要のため心理的抵抗を伴った
・競争原理が働かない
老人医療(市町村が保険者)
○応益負担(与えられた益に対する負担)
※低所得者も同じ負担なので、低所得者につらい 
保険制度(保険料)
・サービスの選択が可能
・所得調査が必要ない
・市場による競争がある 
   
○特養ホームの整備が遅れ、入所待ちが多かった
○社会的入院が増大した(高所得者層にとって、特養より負担が軽い)
○サービスの利用が利用者の権利ではなく、行政の措置義務から派生する「反射的利益」に過ぎないと解されていたので権利の保障が不十分
○一般病院は食堂・浴室がない、1人当たり居室面積が狭いなど、介護が必要な高齢者が長期療養する場としては適当でない

・福祉と医療で窓口がバラバラ。→総合的な窓口の必要性
・増大する医療費への対策が必要(特に社会的入院の解消)
※「新たな高齢者介護システムの確立について」(1995(H7)年老人保健福祉審議会)では、上記の問題点をあげ、新しい介護システムの必要性を提案した。



10問題2 介護保険制度以前の高齢者介護に関連する制度の問題として指摘されていたことについて正しいものはどれか。2つ選べ。
1 特別養護老人ホームの利用者負担が一律で、病院に入院するよりも安かったため、入所待機者を激増させた。
2 社会的入院が増加し、一般病院の生活機能が充実した結果、特別養護老人ホームが不要になりつつあった。
3 措置制度で行われていた老人福祉制度によるサービスでは、利用者が自由にサービスを選択できなかった。
4 措置制度で行われていた老人福祉制度によるサービスでは、競争原理がはたらかず、サービス内容が画一的になりがちであった。
5 老人保健制度による訪問看護は、病院ではなく市町村の窓口に申請しなければならないため、利用しにくかった。



09問題1 介護保険制度以前の高齢者保健福祉サービスについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 特別養護老人ホームの入所に係る利用者負担(費用徴収)は、所得に応じたものとなっていた。
2 老人福祉サービスの措置による利用は、「反射的利益」に過ぎないと解されていた。
3 特別養護老人ホームの利用者負担(費用徴収)が中高所得者層にとって病院よりも重かったことも、社会的入院の一因になっていた。
4 特別養護老人ホームの整備が進んだ結果、医療ニーズの高い高齢者が特別養護老人ホームに措置されてしまった。
5 特別養護老人ホームへの入所は措置であったため、著しい高所得者は入所資格がなかった。                                                          


10問題2:3・4 / 09問題1:1・2・3
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