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2020年11月6日(金)
高住協会長のつぶやき(2020年11月号)・・・高齢者こそITの活用を
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 コロナ禍の中で、観光業界、飲食店等が大きな打撃を受けたため、政府が「GOTOトラベル」、「GOTOイート」など、矢継ぎ早の振興策を打っています。でも「シニアにはどのように利用してよいのかわからない」などの声も聞こえてきます。確かに「GOTOイート」はインターネットに登録している取扱業者の「食べログ」とか「ぐるなび」などのサイト(ホームページのこと)から申し込まないと適用されませんし、「GOTOトラベル」はホテルの多くが取扱業者に代理申請してくれるので電話でもOKですが、そもそも予約を取れるかとかGOTOの対象になっているかどうかなど結局はインターネットで調べたほうがわかりやすいです。つまり、インターネットで予約が完結できるサービスが基本という仕組みですので、IT弱者(インターネットへのアクセスが不慣れなために情報を活用できない人)にはなかなか使いづらいサービスです(※ITとは「インフォメーション・テクノロジー=情報技術」の略称)。

 では、IT弱者はどうすればその施策のおこぼれを受けとることができるのでしょうか?この答えは「慣れるしかない」ということにつきます。仕組みがそのようにできているので他の方法はありません。ですから、シニアの方がこれからの人生を豊かに過ごすためにはITを活用することを覚えていくことがとても重要です。
 IT活用といってもそれほど高度なことを覚えなくても十分に楽しめます。パソコンは苦手という方でも、スマホやタブレットなどでメールや画像のやり取りなどしている方はとても多いと思います。まだそこまではという方には、今から挑戦することをお勧めします。
 私の母も、私の勧めで86歳になってから携帯を持たせました(当時はスマホは普及していなくてガラケーでしたが)。そして操作を教え、何とか電話ができるようになりメールを開くこともできるようになりました(さすがに自分でメールを送るまではいきませんでしたが)。メールを見ることができるようになったので、東京にいる娘(私の姉)が頻繁に画像を添付したメールを送ってくれるようになり、いつもそれを楽しんでいました。離れた子どもにとっても電話よりもメールの方が利便性が高いのですね。母はその後、入院を経て高齢者向け住宅に入居しましたが、亡くなるまで娘からの画像付きメールを楽しんでいました。

 高齢者の住まいにお暮しの方々も、家族との面会がリモートになった方も多いのではないかと推察します。リモートでの面会通じて、スマホやタブレットの便利さに気づかれた方も多いのではないでしょうか?
 画面の文字が大きくできたり、読み上げてもらったり、知りたいことがすぐに検索できるなど、高齢者こそIT機器の利用価値が高いとも言えます。

 勿論、高齢者にはスマホやタブレットの操作はハードルが高いとは思いますが、以前に比べて直感的に操作ができるようになってきたのも確かです。この機会に住宅内でもスマホやタブレットの講習会を企画したら、案外関心を持って集まってこられる方いらっしゃるのではないでしょうか。
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